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水戸支部結成大会 数百万人の実証

1960.11.26 「会長講演集」第1巻

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1  同志の皆さん、たいへんにしばらくでございました。
 製薬会社があれば、その製薬会社で作った薬品は、何人かの人に飲ませて実験証明をするというのです。それは当然です。科学的にもいろいろ計算します。飲んできくか、きかないかという証明が必要である。実証がなくてはならないでしょう。だが、どんな製薬会社でも、その薬をもって何万人の人に飲ませ、実験証明をしているような製薬会社はないでありましょう。また、そういう薬品はないでありましょう。
 だが、今、大御本尊様の大良薬は、きょう集まっただけでも一万人、全国を見渡してみれば、百七十万世帯になんなんとしております。人数にすれば数百万人です。数百万人の人が、大御本尊様の功徳を感じているならば、大御本尊様の御力は、大良薬は間違いないという実証であるというわけなのです。
 三大秘法の大御本尊様の大功徳については、三世十方の仏菩薩も証明しておりますし、だれびとが反対しようが、絶対に功徳あることは間違いございませんが、さいわいにして、大勢の人々が喜び勇んで大御本尊様の功徳を実証している今日であります。力強く、皆さん方の幸福のために信心しなければ、それだけ自分が損だし、信心すれば、それだれ自分が得するのだという気持ちでがんばっていただきたいと思います。
 最後に、あくまでも成仏するため、また人間革命を、宿命転換をするために肝心なことは、自分の心との闘争であります。自分自身の体内、胸中のなかの魔との闘争であります。その、安逸をむさぼり、縁に粉動され、退転しそうになった自分に対して、その弱い心をばムチ打ち、乗り越えて、題目を唱えきっていくところに信心があり、人間革命があり、宿命転換があると私は思うのであります。どうか、自分の心と強い闘争をして、大功徳を、宿命転換を、かちとっていただきたいことを最後に切望いたしまして、私の話にかえさせていただきます。

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