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日蓮大聖人・池田大作

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第3回全国体育大会 青年部に託す

1960.9.23 「会長講演集」第1巻

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1  競技をした青年部諸君、ならびに、それを楽しく、真剣に応援くだされた全総支部の同志の皆さん、たいへんに御苦労さまでございました。
 本日は、もったいなくも、御多繁のおりを排し、御法主上人猊下の御臨席をたまわりまして皆さま方とともに、拍手をもんて猊下にお礼を申し上げたいと思うものでございます。
 大勢の人が平和を論じ、幸福を論じてきております。口だけで、平和を論ずることも、幸福を論ずることも、やさしいと私は思います。口だけで人のことを批判することは、だれでもできます。しかし、私どもは、末法の御本仏・日蓮大聖哲の御金言をそのまま、まじめに実践し、わが身もしあわせになり、人をもしあわせにし、社会も、国家も、人類もしあわせにしていくのを、事実をもって証明しているのが、わが日蓮正宗創価学会であります。
 恩師戸田城聖先生は『青年は日本の柱であり、日本の眼目であり、日本の大船である』と心から期待をかけておられましたが、真実に、日本の柱となって、日本民族を救うのは、日蓮大聖人の大生命哲学を奉持し、大慈悲を奉持した日蓮正宗創価学会青年部以外にはないと、私は断言しておきます。
 恩師戸田城聖先生は、十年間にわたって、仏法の極理を、また広宣流布への原理を、また、このように応用していきなさいということをお教えくださいました。私も、十年間のあいだ、おそば近くお仕え申し上げ、たいへん、僣越な言い方ではありますが、広宣流布へ向かっての恩師の原理を、応用の仕方を、一分もたがえずに、りっぱに、戸田先生からおほめをいただけるように、指揮をとっていく決心でございます。
 また戸田先生から受けたバトンをば、私は私なりのコースを、次にバトンを渡す人に、また次にバトンをを渡して『最後に広宣流布を頼むぞ』と言える、その間じゅうは、全身全霊をもって、わが道を進むゆえに、最後のバトンは、最後の総仕上げは、青年部諸君に願いたいものであります。
 諸君が、東洋へ、全世界へ大聖人様の仏法を奉持して、おおいなる活動をしきっていける道をば、私は、一生懸命に、先駆をきって開いておきますから、願わくは、私の意志を継いで、一家においては親を大切に、会社においては会社の重要な人物に、また、支部においてはお年寄りを大事に親切に指導し、日本、東洋、全世界の人々が、信頼と依怙依託と願う青年部に育っていただきたいことを心から念願して、あいさつにかえるしだいであります。

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