Nichiren・Ikeda
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第1回東京水上競技大会
若獅子旗の誇り
1960.9.3 「会長講演集」第1巻
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1 たいへんに御苦労さまでございました。私どもの前にある大会旗のことについて申し上げておきます。
この大会旗は、昭和三十二年の八月、北海道の第一回の体育大会のさいに、恩師戸田先生は、もっともおからだが悪いときに、私ども青年部体育大会のことを考えてくださって、御出席をいただき、その北海道の体育大会会場において、青年部が、ちょうだいした大会旗でございます。
今、理事長から話がありましたが、大会旗は師子王の意味もありますが、青年部がたまわった意味から、若獅子という名称であったわけなのです。戸田先生が、おからだが悪い最中にくださった、この若獅子の大会旗こそ、これからの創価学会、日本のため、全世界の平和のために、どうか健康で、力強く、哲学をもち、邁進せよという意味の大会旗であると、私は信じております。
願わくは、この大会旗を、ともども仰ぐごとに、恩師戸田先生をしのび、そして若獅子のごとく悠々と、力強く、ひとりひとりが幸福の大道へ、また邪宗の破折へ進んでいける、その命をつくりきっていただきたいと、切望するものでございます。
創価学会のことについて、さまざまな批判をする人も、過去にも、現在にも、将来にも出てくると思います。なにを批判しようが、なまいきに批評をしようとも、その批評をする者どもは、人々は、それでは、人々を救うなんの原理を知っておるか、哲学を知っておるか、慈悲があるかと反問すれば、なにもありません。絶対に日蓮正宗創価学会以外に、東洋民族の、全世界のしあわせを築くものはないということを、私は絶叫してあいさつにかえます。