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関東第一総支部結成大会 総支部会館の建設

1960.9.2 「会長講演集」第1巻

前後
1  いろいろお話ししようと思っておったのですが、時間も非常に過ぎてしまいまして、また先生方のお話にぜんぶ言いつくされておりますもので、きょう話そうと思ったことは、次の総支部で話しますから、その新聞を読んでいただきたいと思うのです。
 ただ、最初に申し上げますことは、なにとぞ関東第一支部の同志の皆さんが、私とともに、不幸の人々を救うために、がんばっていただきたいと思います。
 また、恩師戸田先生が、苦心をなされて、かずかずの資産を残してくださいましたゆえに、その資産を大事に、私を中心にして幹部で守っておりますが、学会も日進月歩、大発展をしておりますゆえに、先日の新聞でも発表がありましたごとく、地上三階、地下一階の五百何十坪かの聖教新聞の新社屋を起工いたし、来春草々でき上がることになっておりますので、御報告申し上げておきます。
 また関東に五総支部が結成されまして、今後の学会人が、後輩が、安心し、自信をもち、のびのびと信心できるように、五総支部に、総支部ごとに、ぜんぶりっぱな鉄筋コンクリートの、二階か三階造りの総支部会館を建立する予定になっております。その建設の最初に、関東第一総支部会館を造る予定になっております。
 なお、現在の信濃町の本部は、五十年前の建物でありまして、皆さん方が本部に見えられても、上にうろうろ、下にうろうろ、どこへ休んでいいかわからないような、せまい本部でありますゆえに、やはり現状の学会の勢力から考えて、あそこをこわして、やはり三階、できれば四階ぐらいの、堂々たる皆さん方の便宜をはかっていける本部を、来年じゅうに建設する予定でございます。
 寺院も、いくらでも建立したいのでありますが、いかんせん、お坊さんがたりなくて、十か寺、十何か寺ずつ造らねばならない現状でありますが、態勢はいろいろと組んでおります。
 今月の末には、今、理事長を中心にして、着々と支部結成の準備をし、九月の幹部会には全支部が、百支部以上になる予定になっております。
 本年じゅうには、先日も話がありましたように、南米にも支部をつくる予定になっておりますし、私ども本部の理事も、皆さん方ができうる限り闘争しやすいように、いろいろと力の限り思索をし、また手をうっていきたいと思っておりますゆえに、どうか、私どもは、幹部だからといって、安穏としておられませんし、またそういう気持ちはみじんもございません。願わくは広宣流布のために、本尊流布のために、どうしてもこうあらねばならないという、また本部の指示が、これでは非常にやりづらいというような悩みがありましたならば、腹蔵なく、遠慮なく、どんどん学会の大幹部に進言をしていただきたいと私は思います。
 それだけ申し上げまして、きょうの私の話といたします。御健闘をお祈りいたします。

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