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志木支部幹部会 法華誹謗の罪

1960.6.24 「会長講演集」第1巻

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6  人のためにでもなく、日蓮正宗のためでもなく、志木支部のためでもなく、地区のためでもなく、班のためでもございません。自分自身がそうしなくては幸福になれないという宿命のために、私どもは御本尊様を拝むのです。
 ある宗教では人間は神がつくった。この世の中は神が生んだのだ。天理教、キリスト教ではそう説いておりますが、もし神さまが人をつくったならば、もっとりっぱな人間にしてつくってもらいたかったと思うのです。長谷川一夫みたいにつくってもらいたかったです。女の人は山本富士子以上の人間の顔につくってもらいたかったと思うのですよ。そんな無慈悲な神、そんなことは考えられません。それだけでも神は無慈悲である。神が人間をつくったなどという非科学的法則は否定される問題です。せんぶ因果の理法であり、永遠の生命であり、それが生命科学であり道理であり、われわれの頭脳で、科学観で考えた場合でも納得のできる生命観です。
 その生命観に立った場合でも、私どもは、どうしても御本尊様を拝んで、そうして仏界を湧現して罪障消滅して、幸福生活をしていくことが正しい宗教観であると信じます。
 しっかり御本尊様を信じて、仲のいい、楽しい、明るい志木支部であられんことを、心から切望して私のお話とさせていただきます。
 最後に、きょうお見えになれなかった志木支部の同志の皆さん方に、くれぐれも、会長からよろしく伝えてくれと、こういうふうに言っておったことをお伝え願いたいことを、重ねて、お願い申し上げまして失礼いたします。

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