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向島合同幹部会 国民が許さぬ神社国営化

1960.6.9 「会長講演集」第1巻

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1  向島の皆さま、こんばんは。日夜の御健闘を、心から『ご苦労さまでございます』と申し上げます。
 きょう、午後からテレビ会社がまいりまして、二、三十分にわたって、いろいろなインタビューがあったのです。ずいぶんふざけ半分に聞かれてまいりましたが、まじめな話をしようと思っても、なかなかそういう質問ではない質問の仕方で、残念にも思っておりますが、その話のひとつに、今、問題になっている天照大神の国営化という問題が、じつはあるのです。政界のほうでも、そのほかの関係でも、その問題について、もしか天照大神や靖国神社等の国営化等があったならば、創価学会はどうするのかと、こういう質問があったのです。このことについて、私が答えておったことについて伝えておきたいと思います。
 私は『それは憲法違反であり、逆コースである。今の大衆、民衆は賢明であって、そんなことに、賛成する大衆ではない。今、私どもはそんなことに大騒ぎし、デモをやったり、騒ぐようなことはしない。眼中におかないで、ひとりでもふたりでも不幸の人々を、隣人を救っていくことに全力をあげる』と、こう答えておきました。
 報道関係は、そういえば、一生懸命『それは、たいへんだ』と、創価学会がまた大騒ぎするだろうと、こういうふうに思っておったらしいのですが、そうはいきません。そんなバカではありませんもの。そんなことは民衆が許しません。そういう意味に答えておきましたということをお伝えしておきます。
 また、さきほどから、いろいろな角度からのお話がありましたから、かんたんにしておきたいと思うのです。私を中心にして、大幹部の方々は、完ぺきの団結をしております。毛すじほどのヒビもありません。その団結は何か。広宣流布、折伏ということには間違いありませんが、皆さま方が、安心して信心できるように仏道修行をしきっていけるように、それを守るための、私を中心にした大幹部の団結であるということを知っていただきたいと思うのでございます。
 したがって、私は皆さま方のメッセンジャー・ボーイのごとく一生懸命にかせぎ、苦労していく決心でございますから、皆さま方は不幸の人々のために、メッセンジャー・ボーイのように、ひとつ骨を折っていただきたいと思うのです。これが折伏であり、慈悲の行為です。
 これだけお願い申し上げまして、私の話といたします。

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