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日蓮大聖人・池田大作

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足立合同幹部会 正法誹諺者に厳罰

1960.5.26 「会長講演集」第1巻

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1  『善に付け悪につけ法華経をすつるは地獄の業なるべし』という日蓮大聖人様の御金言がございます。いずれにしても、御本尊様を放してしまえば、御本尊様と離れてしまえば、地獄に落ちるというわけです。また、進まざるを退転という。信心修行が、少しでも毎日進んでいなければ退転である。いわんや、御本尊様を離れ、学会を離れた場合には、阿鼻叫喚地獄に落ちることは、はっきりしております。経文には、御本尊様と離れるわけにもいかないし、退転するわけにもいかないし、あと幸福になるためには前に進む以外はないとあります。おたがいに、あきらめたいと思うのです。やめるわけにはいかないのです。
 『仏語実不虚』仏の語は実にしてむなしからず。私どもは邪宗教にもだまされてまいりました。たくさんの有名人にもだまされてまいりました。最後に、今、私どもは、日蓮大聖人様に救われ、たった一つ信心の道にいそしんで幸福の生活をしておりますので、仏さまは絶対にだまさないと信じて、信心、折伏に前進したいと思います。
 『道理証文よりも現証にはすぎず』仏法は証拠であります。仏法は現証が第一になります。いくらうまことを言っても、いくらりっぱそうなことを言っても、事実、生活のうえで幸福にならなかったならば、ぜんぶインチキです。口などというものは、いくらでもうまく言えます。邪宗教は、ずいぶんじょうずなウソを言って、人をあやつってきましたけれども、日蓮正宗の仏法、創価学会の実践によって、みんな、今度は不幸な人が反対に幸福生活の事実の現証をあらわしております。
 すなわち、恩師戸田城聖先生は、宗教革命は即人間革命である。貧乏人が幸福になる。病人が健康になる。また、バカな人間がりこうになる。ふしあわせな生活を幸福な生活に変えていく。この事実の現証をつかみ、見せていくことが宗教革命であり、人間革命であると叫ばれたのであります。
 この事実の現証には、どんな知識人たりとも、いかなる有名人たりとも、邪宗たりとも、どうしようもない絶対の事実であることを、確信をもって示していこうではありませんか。
2  また、私どもを誹謗する人間があるならば、人々があるならば、絶対に罰を受けます。大御本尊様を受持する私どもをいじめて、安穏としておられるわけがありません。経文に歴然であり、日蓮大聖人様の御書にも毅然と申されております。また現証の姿も多々ございます。
 遠くは釈迦在世においては、釈迦を誹謗した提婆達多は、死ぬ時に大地割れて阿鼻叫喚地獄に落ちております。阿鼻大城に落ちております。また、中国においては、師子尊者を殺した、師子尊者の首をはねた檀弥羅王は、切ったと同時に右の片腕と刀をいっしょに落とされております。また徽宗皇帝は法道という時の僧侶を、この顔に火焼を押しつけ江南というところに流しておりますが、半年をいでずして徽宗皇帝が外敵に攻められて殺されております。
 また、日蓮大聖人様御在世中においては、有名なる熱原法難の三烈士を殺した平左衛門尉一族は、十四年目に同じく首をはねられ、一族永久に滅亡しております。近くは恩師戸田城聖先生を、また、初代の会長牧口常三郎先生を弾圧した刑事や検事は、あるいは気違いとなり、ある人は電車に頭をぶつけて頭破作七分の姿をみせ、また子供が川にはまって死ぬという、そのような恐ろしい現証を示されております。絶対に御本尊様を持ったわれわれを誹謗するならば、現罰歴然たりという確信をもって、折伏に進んでいただきたいと思う。
 またその反対に、純真に信心修行に励み、広宣流布に進む学会員の功徳について、仏さまは『その功徳は、仏の知恵をもって詮量するとも、はかり知ることができない』とおおせになっておられます。どれほどの功徳があるか、その仏さまの御金言どおりに、うんと生活のうえでこの人生を有意義に、こんなにも楽しい人生であったかと、しみじみと感じつつ、ああ楽しい一生であったとニッコリ笑って死んでいけるような一生でありたいと思います。
 最後に、私どもは、ただひとすじに末法の救世主日蓮大聖人様の仏法を、お教えを、そのまま純真に、純粋に実践しておるわけです。これから、ますます折伏行にあたって、さまざまな悪口、誹謗がでてくるかもしれませんが、われわれは全世界を救う末法の御本仏、日蓮大聖人様のおおせどおりに活動しているのだ、文句があったならば、日蓮大聖人様に言ってくれと、このように言えるような闘争をしようではありませんか。
 どうか一つ、学会員のいるところは大御本尊様に照らされて、笑い声が絶えない笑顔の人の集まりであると言われるような会合をもつことを願い、ともに今日お集まりになった皆さん方のなかから、将来の学会員のために、大勢のこれからの入信者のために、数多く学会のりっぱな指導者が、大幹部が出現することを心から切望いたしまして私の話といたします。

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