7 本年の一月より、東京を最初として、北は北海道から南は沖縄まで九会場で、各界のトップリーダーを、来賓として多数お迎えし、創刊五十五周年の祝賀会が開催された。 心温まる数々の激励を頂戴し、感謝に堪えない。 そのなかで、ある識者は、「聖教新聞の大発展は、池田名誉会長が、配達員さんを一番大事にし、一番讃嘆されているからだと思います。第一線で、現場で戦ってくださっている方を最も大切にする、そこに発展の因があることを教えてくださっています」と語っておられたそうだ。 有り難いご理解である。 ガンジーは、「新聞雑誌の唯一の目的は奉仕でなくてはならない」(『ガンジー自伝』蠟山芳郎訳、中央公論社)とも言った。 最前線で奮闘される最も大切な尊き庶民のために、聖教は、一日ごとに勇敢に戦い続けていかねばならぬ。その使命を、我々は決して忘れてはならない。 私も聖教を通して、万年の広宣流布のために、遺すべきことは、すべて叫び抜いておく決心である。 アメリカの著名な公民権運動家バージニア・ダー女史は叫んだ。 「正義の人びとが団結するならば、必ず波を起こすことができるというのが、私の不動の信念です」(Freedom Writer: Virginia Foster Durr, Letters from the Civil Right Years, Edited by Patricia Sullivan, Routledge) 聖教新聞は、正義の我らの「異体同心」の結合の力である。 聖教とともに、春の旭日が昇りゆくごとく、今日も、我らは「希望」と「勝利」の光の波動を広げゆくのだ!