Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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世界が見つめる模範の静岡  

2004.5.31 随筆 人間世紀の光1(池田大作全集第135巻)

前後
10  本年(二〇〇四年)二月、富士宮特区で、第二百回となる幹部会が盛大に行われた。
 一九八七年(昭和六十二年)の五月に、前身である富士宮圏の第一回幹部会に私が出席したことが、連続開催の淵源である。
 この富士宮をはじめ、全国では、東京の町田総区、さいたま市、千葉市、富山市が広宣流布の「特区(特別区)」として光り輝いている。いかなる戦いにも「急所」がある。一カ所を強くすることで、全体を牽引する力になるからだ。
 フランスの思想家ジュベールが言ったように、「手本なしには、それも理想的な手本なしには、なんぴとも事を立派に為すことはできない」(「随想録〈抄〉」大塚幸男訳、『世界人生論全集』9所収、筑摩書房)からだ。
 私は若き日より、行く先々で、その「特区」の勝利の伝統をつくってきた。全同志の、また未来の「完勝の手本」をつくってきたつもりだ。
 蒲田がそうだ。文京がそうだ。北海道・札幌もそうだ。
 そして、常勝関西の大阪がそうだ。さらに、山口、葛飾もそういえるであろう。
 自分が責任をもった地域を「最強区」「常勝区」として強化することで、学会全体の前進を図ったのだ。
 戸田先生の偉大な将軍学から生まれた構想でもあった。
 今、富士宮、そして静岡は″正義の特区″である。
 ゆえに断じて勝て!
 断じて勝つべき使命がある。特権がある。
 静岡が勝つことが、日本中に、勝利の息吹を、そして正義の勢いを、太陽の如く昇らせていくのだ!
 「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし
 静岡の健気な在家の門下に贈られた、有名な御聖訓である。
 わが尊き静岡の偉大な同志よ、東海の王者として、天下にその名を轟かせ、創価完勝の決定打を打ってくれ給え!

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