Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第30巻  

小説「新・人間革命」あらすじ

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4  【暁鐘】(前半)
  5月16日、伸一は、ソ連から西ドイツに到着する。ここでは、ドイツ広布20周年を記念する交歓会に出席し、オランダ、デンマーク、スェーデン、ノルウェーなど8カ国から集まった800人の同志を励ます。
  さらにブルガリアを初訪問し、同国最古の国立大学・ソフィア大学で、名誉教育学・社会学博士の学術称号を授与され、講演を行う。また、文化委員会のジフコワ議長、国家元元首のジフコフ国家評議会議長らと会見し、子どもたちの「平和の旗」の集いにも出席する。
  引き続きオーストリアを訪問。20年前には、メンバーは誰もいなかったが、支部が誕生しており、信心懇談会が開かれる。其の席でオーストリア本部を結成。翌日には、本部長のアパートを訪ね、一家を激励する。
  次のイタリアでは、大勢の青年たちの出迎えを受けた。フィレンツェで伸一は、イタリアの創価学会の目覚ましい発展を祝福しながら、その担い手である青年たちと懇談を重ねる。さらに列車でミラノに移動し、翌日、スカラ座のカルロ・バディーニ総裁を訪ねる。
  この年の秋、民音などの招へいで行われることになったスカラ座の日本公演について「山本先生の力がなければ、実現しなかったでしょう」と語る。そして、フランスのマルセイユへ。トレッツの欧州研修道場では、18カ国から500人のメンバーが集い、ヨーロッパ広布20周年を記念する夏季研修会などが行われた。
  励ましの舞台は、花の都パリへ。伸一は、21世紀への大飛躍のために、信心の基本や創価の精神を伝えようと、折々に語らいの場を設ける。また、青年たちの新しい出発を祝し、地下鉄のホームや車中で口述を重ね、詩を作り、贈った。
  間断のない闘争は続き、6月16日午後、伸一は、アメリカ・ニューヨークへ飛び立つ。

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