Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第25巻  

小説「新・人間革命」あらすじ

前後
4  【人材城】
  5月27日、熊本文化会館に到着した伸一は、会館由来の碑文を県青年部長に読ませることから、青年への育成を開始する。
  懇談では、新会館から新しい人材が陸続と育つことを念願。人材の根本要件は、広宣流布の師弟の道に生き抜く人であるとし、先輩幹部自らが実践をもって同志を触発していくことが大切であると述べた。
  その後、女子職員と語り合い、幸福観、活動の在り方、年上の部員との関わり方など、若い女性リーダーの悩みに答え、未来の大成を願う。
  翌28日、熊本文化会館の開館記念勤行会に続いて懇談会に出席。伸一は、彼が熊本への第一歩をしるした三角の同志が奮闘しているエピソードや、玉名の友が兄弟で力を合わせて父の借金を完済し宿命転換している様子、集中豪雨に遭った五木のメンバーが彼の伝言を胸に変毒為薬していった報告などを聞く。
  伸一は、五木村に伝わる「五木の子守唄」から、子どもたちの幸福のために教育改革に立ち上がった初代会長・牧口常三郎を思い、断じて不幸をなくそうというのが創価教育の原点であり、学会の心であると訴える。さらに未入会の父をもつ医学生を励ます。また、懇談会の後も、代表幹部に対し、城の石垣を例に、多彩な人材の育成と異体同心の団結によって難攻不落の創価城ができると語った。
  翌29日、伸一は、出発時刻ぎりぎりまで、熊本の同志への激励に、魂を注ぎ続ける。

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