Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

第20巻  

小説「新・人間革命」あらすじ

前後
3  【信義の絆】
  12月2日、伸一は北京大学の図書贈呈式に招かれ、再び中国を訪問。
  中日友好協会の廖承志会長に、伸一は、コスイギン首相との会見内容を中国の首脳に伝えるよう託す。この訪問でも、北京大学での諸行事やトウ小平副総理との会談など、伸一の真心の人間外交が織り成されていく。
  滞在最後の夜、答礼宴が終わりに近づいたころ、周総理からの会見の意向が伝えられる。療養中だった総理の病状を案じる伸一は丁重に辞退を。しかし、会見は総理の強い意志であることを知り、入院する305病院へ。会見の部屋には伸一と峯子だけが入った。
  周総理は、伸一の中日友好への取り組みを高く評価し、中日平和友好条約の早期締結を切望。未来を託すかのような総理の言葉を、伸一は、遺言を聞く思いで心に刻む。
  周総理と会見した1カ月後の翌75年新春、伸一はアメリカへ。
  国連にワルトハイム事務総長を訪ねた。その際、青年部の悲願が込められた核廃絶への一千万署名簿を手渡す。
  翌日、キッシンジャー国務長官と初の会談を行うため、ワシントンへ。伸一は中東和平への提言を英訳した書簡を手渡す。長官は書簡を熟読し、伸一の提言を大統領に伝えることを約束する。
  会談後、伸一は、渡米していた大平正芳蔵相に日中平和友好条約の早期締結を訴える。そして、第1回「世界平和会議」が開催されるグアムへ。平和の新章節の幕が開かれようとしていた。

1
3