Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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余燼  

小説「人間革命」5-6巻 (池田大作全集第146巻)

前後
19  広宣流布への道程は、決して平坦な道ばかりではない。笠原事件は、学会を思いもかけない茨の道に踏み込ませたかに見えたが、首脳部の、心を一つにしての粘り強い話し合いの展開は、宗内を覚醒させ、見事に一つの試練を乗り越えたのである。
 立宗七百年祭に突如として燃え上がった火が、正法興隆への輝かしい門出の峰火となったといえよう。そして、そこに尾を引いた余燼は、かえって広宣流布への新たな闘争への炎となって、燃え広がっていったのである。

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