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日蓮大聖人・池田大作

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8 仏教の「依正不二」論  

「東洋の智慧を語る」季羡林/蒋忠新(池田大作全集第111巻)

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2  東洋思想の最極致
  「依正不二」に関する示唆に富んだ考察は、同書でさらに展開されていますが、ここでは省略します。
 池田先生のご意見に、私は全面的に賛同します。
 トインビー博士も同書で、「依正不二」の意見に対して、完全に同意しています。
 韓国の東国大学仏教大学院院長である呉亨根オビヨンゲン教授は、私あての手紙の中で、「天人合一」は東洋思想の特徴であることを認め、次のように述べていました。
 「私個人としては、『天人合一』の思想は『大乗起信論』の中の『色心一如』思想と相通じるものではないだろうか、と考えます。僧肇そうじょう大師は『天地と我は同根であり、万物と我は一体である』と述べています。私は、この思想はまったく東洋思想の最極致と考えています」

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