Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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3 池田第三代会長の足跡  

「東洋の智慧を語る」季羡林/蒋忠新(池田大作全集第111巻)

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2  中日友好の絶えざる推進
  また、池田先生は、中日友好交流の重要性に対する鋭い洞察力と予見力にもとづく遠大など見識をもって、中日友好交流の絶えざる推進のために、なみなみならぬ努力を払われました。
 中国の北京大学、復旦大学、武漢大学、深圳しんせん大学、廈門アモイ大学、および新彊しんきょうウイグル自治区博物館などが、相次いで名誉教授等の称号を授与しています。
 また中国人民対外友好協会、中日友好協会は「平和友好杯」を、中国文化部は「中園芸術貢献賞」を、中日友好協会は「平和の使者」の称号を、中国人民対外友好協会は「人民友好の使者」の称号を授与しています。
 さらに北京と上海と新彊ウイグル自治区では相前後して池田先生の写真展を開催しました。
 池田先生の著作の中国語版は、中国大陸ですでに二十種余り出版されています。また、数年前には、上海市地下鉄駅のホームに、先生の語録の看板まで置かれました。
 特筆すべきことは、一九七四年十二月に行われた、故・周恩来総理と当時創価学会会長であられた池田先生との会見が、歴史的意義をもつものであったことです。
 このことは、世界の平和は全人類の根本的利益であり、世界平和を求めるために払われる努力は人類の希望を代表するものであることを、余すところなく説明しています。
 そして、それは、必ずやあらゆる違いを乗り越え、社会の中で最も幅広い歓迎を受けることでしょう。
 池田 貴国は、古より大恩ある国です。仏教をはじめ、多くの文化をわが国にもたらしてくださいました。
 私はそのご恩に微力ながら報いていきたいと願って、私にできることを積み重ねてきただけです。それに対して、過分の評価をちょうだいし、たいへんにありがたく思っています。
 これからも、尊敬する両先生方と一緒に日中の友好のために、そして世界の平和に向かって、さらに尽力していくことを固くお誓いします。

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