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日蓮大聖人・池田大作

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3 池田第三代会長の足跡  

「東洋の智慧を語る」季羡林/蒋忠新(池田大作全集第111巻)

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1  創価学会の平和貢献
  ご存じのとおり、牧口初代会長が発表した「価値論」の核心、戸田第二代会長が獄中で悟った経典も『法華経』でありました。
 そして第三代会長で、現在、創価学会インタナシヨナル(SGI)会長であられる池田先生が、日蓮の『法華経』講義である「御義口伝」をもとに、『法華経』の智慧を活用し、人類が幸福を獲得するための活動を展開されています。
 また私は創価学会が世界平和のためにきわめて大きな貢献をしたと理解しております。そのおもな根拠は以下に述べる事実です。
 第一に、牧口初代会長は、日蓮の死身弘法の精神を継承、宣揚し、平和を守るために日本国の軍部のファシズムと戦い、ついには牢につながれ、もって殉教されたことです。
 第二に、戸田第二代会長は、平和を守るために、国内外の巨大な圧力にも屈せず、一九五七年九月八日、歴史的意義を有する「原水爆禁止宣言」を発表したことです。
 池田 初代、二代の会長は、民衆の幸福を心の底から願っていました。そのために、平和を希求したのです。国に平和がなければ、民衆の幸福もありません。
  第三に、第三代会長の池田先生も、同様に平和を守るために、一九六八年九月八日、中国との友好交流を提唱されました。
 七四年からこれまでに中国に対して十回にわたって公式の友好訪問を行い、中日友好交流に対し際立った貢献をされたことです。
 池田 恐縮です。本年(二〇〇二年)は、日中国交正常化三十周年の佳節を迎えました。
 アジアの平和と発展のために、また世界の平和と発展のために、日中両国が互いに「心と心を結びあって」進んでいくことを期待します。
  第四に、池田先生は、会長として、宗教、文化、民族等におけるさまざまな違いを乗り越え、たえず世界各国の指導者や文化界の代表的な名士と広い範囲で対話を続けていることです。
 それは、一九七二年、イギリスの著名な歴史家であるトインビー博士との対話から始まり、すでに三十年にわたっています。
 そして、世界恒久平和の基礎を盤石なものにするため、高く評価されるべき努力をはらわれています。
 第五に、一九八三年八月、池田先生は「国連平和賞」を受賞されたことです。
 この歴史的事実は、先生が人類平和の事業のためになされた貢献が世界人民から十分かつ高度な称賛を得たことを示しています。
 わずかに、これらの事実をあげるだけでも、私が先ほど述べたこと、すなわち、私の創価学会に対する理解は、完全に事実と経験の基礎に立脚したものであることを、すでに余すところなく証明しています。
 池田 重ね重ね、恐縮です。対話こそ平和を開く鍵である。それが私の一貫した信念です。
 心を聞き語りあえば、どんな問題であっても、解決の糸口がつかめると信じています。互いの理解と信頼こそ平和の基盤です。
  おそらく、私の創価学会に対する理解はまだ非常に浅いものと思います。しかし、創価学会を理解することは、私の視野を広げてくれることになりました。
 現代社会にあって『法華経』を中心経典とする仏教団体である創価学会が、今まさに、「どのように『法華経』の奥義を探究し、明らかにしようとしているのか」。
 また、「どのように『法華経』の智慧を活用して、現代社会が直面している問題群への答えを導こうとしているのか」。
 そして、「どのように『法華経』を中心とする仏教哲学を、すみやかに、かつ広範囲に世界各地に広めようとしているのか」。
 こうした創価学会に対する私の理解は、たしかに私の視野を開かせてくれました。
 池田 蒋先生のご理解と謙虚さに深く敬意を表します。
 私どもは、ただただ、人類の幸福と世界の平和をめざして、懸命に進んできました。そのためにできることは何でもしようと、必死で取り組んでまいりました。
 先生方のような真実の賢人から、私どもに高い評価をいただいて、本当にありがたく思っております。
2  中日友好の絶えざる推進
  また、池田先生は、中日友好交流の重要性に対する鋭い洞察力と予見力にもとづく遠大など見識をもって、中日友好交流の絶えざる推進のために、なみなみならぬ努力を払われました。
 中国の北京大学、復旦大学、武漢大学、深圳しんせん大学、廈門アモイ大学、および新彊しんきょうウイグル自治区博物館などが、相次いで名誉教授等の称号を授与しています。
 また中国人民対外友好協会、中日友好協会は「平和友好杯」を、中国文化部は「中園芸術貢献賞」を、中日友好協会は「平和の使者」の称号を、中国人民対外友好協会は「人民友好の使者」の称号を授与しています。
 さらに北京と上海と新彊ウイグル自治区では相前後して池田先生の写真展を開催しました。
 池田先生の著作の中国語版は、中国大陸ですでに二十種余り出版されています。また、数年前には、上海市地下鉄駅のホームに、先生の語録の看板まで置かれました。
 特筆すべきことは、一九七四年十二月に行われた、故・周恩来総理と当時創価学会会長であられた池田先生との会見が、歴史的意義をもつものであったことです。
 このことは、世界の平和は全人類の根本的利益であり、世界平和を求めるために払われる努力は人類の希望を代表するものであることを、余すところなく説明しています。
 そして、それは、必ずやあらゆる違いを乗り越え、社会の中で最も幅広い歓迎を受けることでしょう。
 池田 貴国は、古より大恩ある国です。仏教をはじめ、多くの文化をわが国にもたらしてくださいました。
 私はそのご恩に微力ながら報いていきたいと願って、私にできることを積み重ねてきただけです。それに対して、過分の評価をちょうだいし、たいへんにありがたく思っています。
 これからも、尊敬する両先生方と一緒に日中の友好のために、そして世界の平和に向かって、さらに尽力していくことを固くお誓いします。

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