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日蓮大聖人・池田大作

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戸田城聖第二代会長の追善勤行法要 「生も歓喜」「死も歓喜」の大道を

2006.4.2 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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3  御書を拝し、具体的な文証を通して、分かりやすく展開していくためには、たとえば次のような御文が挙げられよう。
 「南無妙法蓮華経と唱え、退転せずに修行して、最後の臨終の時を待って、ごらんなさい。
 妙覚の山に走り登って、四方をきっと見るならば、なんとすばらしいことであろうか、法界は寂光土で、瑠璃をもって地面とし、黄金の縄をもって八つの道を仕切っている。
 天から四種類の花が降ってきて、空には音楽が聞こえ、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき、心から楽しんでおられる。われらも、その数のなかに連なって、遊戯し楽しむことができるのは、もう間近である」(御書1386㌻、通解)
 さらに、「(もしも)今、霊山にまいられたならば、太陽が昇って、十方の世界を見晴らすようにうれしく、『早く死んでよかった』と、お喜びになられることでしょう」(御書1480㌻、通解)などの御文である。
 ともあれ、「生も歓喜」「死も歓喜」の生命観が確立されるとき、人類の精神史は、新たな段階へ、大きく一歩前進するといっても過言ではない。そして、ここにこそ、戸田先生が展望しておられた「生命の世紀」の到来がある。
 (東京牧口記念会館)

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