Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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本部代表者会議 永遠の発展の土台を今

2006.3.4 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

前後
6  正義の言論で勝利の歴史を
 先生は、こうも語っておられた。
 「今、われわれの広宣流布の運動は、社会のあらゆる面にわたって行う戦いである。政治、経済、文化、教育という、立体的な戦いになってくる。いかなる強敵が現れても、微動だにするわけにはいかないのだ」
 「相手の誤謬や弱点、矛盾などの過誤を明らかにし、いかに正しき論点まで引っ張り上げられるかが言論の力だ。説得力とは、この力なのだ。主張だけしていては、ケンカはできても、説得によって、相手を心から降参させることはできない」
 一つ一つ具体的に教えてくださった。私はそのとおりに戦ってきた。勝利の歴史を築いてきた。先生は叫ばれた。
 「中傷であれ、面罵であれ、雲がわくように起きてこよう。誤解されたうえに、曲解も重なるだろう。本当の戦いはこれからだと立ち上がり、敢然と突き進もうではないか!」
 戸田先生は、悪に対しては容赦なかった。悪意に満ちたデマとは、正義の言論で断固、戦えと教えられた。幹部が臆病で、難を恐れて、敵と戦わない。こんなずるいことはない。
 日蓮大聖人は、たび重なる讒言によって命に及ぶ大難を受けられた。デマによって、悪名を流された。迫害の連続であった。御聖訓には、こう仰せである。
 「もし恩を知り、心ある人々であるならば、(大聖人が)二回、杖で打たれるならば、そのうち一回は代わって受けるべきではないだろうか」(御書1450㌻、通解)
 大聖人は、一切衆生の救済のために立ち上がられた。そのお心を知るならば、難の半分は代わっで受けるべきだとの厳しき仰せである。この御文を深くかみしめていかねばならない。
 戸田先生は、こうも指導された。
 「裏切られたり、足をさらわれたり、ひどい目に遭って、人を見る眼も肥えていく」
 「人間は感情の動物である。一人一人の心を、どうとらえていくかが大事だ」
 「時代の動向を肌で感ずることができれば、いかに時代をリードすべきかも、おのずから分かるようになってくる」
 本当に、先生は鋭かった。偉大なる民衆の指導者であった。
 それでは、どうかお元気で! 全員がすばらしい人生を生きぬいてほしい。
 そのためには、徹して戦いぬくことだ。中途半端では悔いを残してしまう。
 人材を育て、多くの後輩たちの道を開くのだ。自身のため、そして家族のためにも、誇りある闘争の歴史を残していただきたい。
 きょうは、本当にありがとう!
 (創価文化会館)

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