Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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方面長会 幹部が動き、友を鼓舞せよ

2006.2.25 スピーチ(2006.1〜)(池田大作全集第100巻)

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9  戦う青春に真の喜びと充実が
 大聖人は、厳格に戒めておられる。
 「わが一門の中でも、信心を貫き通せない人々は、(初めから信じないよりも)かえって罪があるのです。(地獄に堕ちて、その時)日蓮をうらんではなりませんよ。少輔房、能登房ら(退転した門下の末路)を、よくごらんなさい」(御書1168㌻、通解)と。
 幹部でありながら、信心を失い退転する。学会に反逆する。これ以上の哀れな末路はない。だからこそ、威張って同志を苦しめる幹部、学会利用の堕落した幹部が現れたならば、厳しく責めぬいていくことだ。それが慈悲である。
 戸田先生は、「臆病者は大聖人の弟子たる資格はない」と叱咤された。たとえ相手が上位の幹部であっても、下から上へ言っていくのである。婦人部、女子部の皆さんも、悪に対しては、断固として、正義の声をあげ、糾弾していただきたい。
 十九世紀ぺルーの女性作家カベヨ・デ・カルボネラは叫んだ。「裏切り、醜行、反逆は、狂気の沙汰というよりも、人間の弱さが起こすのです」(Mercedes Cabello de Carbonera, Sacrificio y Recompensa, Alicante : Biblioteca Virtual Miguel de Cevantes, Torres Aguirre.)
 このとおりである。女性の皆さん、よろしく頼みます!
 青年部の代表も参加している。
 戸田先生がお好きだった文豪の一人に吉川英治氏がいる。氏が、ある裕福な青年に語った有名な言葉を紹介したい。
 「君は不幸だ。早くから美しいものを見過ぎ、美味しいものを食べ過ぎていると云う事はこんな不幸はない。喜びを喜びとして感じる感受性が薄れて行くと云う事は青年として気の毒な事だ」(復刻版・吉川英治全集月報『吉川英治とわたし』〈講談社〉の中で岡副昭吾氏が紹介している)
 戦う青春ほど美しいものはない。そこに真の喜びがあり、充実がある。学会は正しいのである。
 アメリカ・ルネサンスの旗手ソローは言う。
 「ぼくたちは、正直であるというだけでは十分ではない。正直に対処すべき高尚な目的をいだき、それを実行しなければならない」(「恋愛論」島田太郎訳、『アメリカ古典文庫4 H・D・ソロー』所収、研究社)
 大事なのは「実行」である。まっすぐに学会精神で進んでいくことだ。
 戸田先生は叫んだ。
 「仏法は勝負だ。闘争を開始するからには、それだけの準備と決意と闘魂をもって、断じて勝つのだ!」
 ひとたび戦いを起こすならば、断じて勝とう! 勝って勝って勝ちまくっていこう!
 きょうよりまた、「異体同心」のスクラムで、新たな常勝の歴史をつづってまいりたい。
 各方面にお帰りになられましたら、皆さまに、くれぐれもよろしくお伝えください。本当にありがとう!
 (創価文化会館)

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