Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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創立七十五周年記念協議会(3) 広布の戦いは全員が幸福になる戦

2005.8.24 スピーチ(2005.8〜)(池田大作全集第99巻)

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4  正義を叫べ!邪論には何倍もの反撃を
 文永八年(一二七一年)七月ごろ、行敏という邪悪な坊主が、日蓮大聖人を幕府に訴えた。じつは、その黒幕が極楽寺良観らであった。
 大聖人は、訴状を御覧になると、「行敏訴状御会通」(御書180㌻)を認められ、相手の愚劣な誹謗を一つ一つ破折された。
 明白な文証をあげて、相手の論拠を粉砕する。自語相違を突く。それこそ、一撃で敵の急所を突き、さらに二撃三撃と追撃し、白日のもとに誤りを暴き出されている。
 さらに、大聖人一門が不法行為を行っているとの事実無根の誹謗に対しては――
 「この件、確かな証人を出して物を言え!」
 たった一言で粉砕である。
 悪口中傷の類は、たいてい根拠のない噂、デッチ上げにすぎず、証拠を問われると、たちまち馬脚を現す。昔も、今も、下劣な嘘八百の連中は似たり寄ったりである。
 大聖人は、極楽寺良観らに対して、明白な証拠を出せないのならば、自分たちで捏造したデマだと断定された。そして、この大妄語以上の破戒はなく、無間地獄は必定であると、畳みかけるように呵責されている。
 ともあれ、正義は叫ばねばならない。決して沈黙してはならない。遠慮などいらない。一の邪論があったら、五倍十倍、否、二十倍の正義の反撃を返してやるのだ。
 最後は必ず、真実が勝利する。大阪事件では、昭和三十七年(一九六二年)一月二十五日に無罪判決を勝ち取った。
 忘れもしないその前夜。私は関西男子部と女子部の会合に出席した。常勝関西の心臓部、兵庫の尼崎で、私は後継の友に宣言した。
 「次の世代にバトンを渡すまで、なんで自分の生命が惜しいものか。善良な市民を苦しめている権力とは、断固、一生涯戦う!」
 この決意のままに、私は広布の大道を駆けた。そして、私とともに、民衆の大城を築いてくださったのが、わが愛する関西の皆さんである。
 「大阪の戦い」「関西の戦い」で何度も拝した御書の一節を、全同志に贈りたい。
 「湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり
 今こそ、猛然と祈り、大きく動き、歴史的な大勝利をつかもうではないか!

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