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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会(3) 広布に戦う人がもっとも尊い!

2005.8.2 スピーチ(2005.4〜)(池田大作全集第98巻)

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5  悪知識を寄せつけるな
 続いて、諸御抄を拝したい。
 「上野殿御返事」に仰せである。
 「大魔がとりついた者たちは、一人を教訓して退転させたときは、それをきっかけにして、多くの人を攻め落とすのである」(御書1539㌻、通解)
 一人を退転させ、そこから多くの人間を攻め落とす――これが魔の常套手段である。
 さらに、次のようにも仰せである。
 「いいかげんな人が、信ずるような格好をしながら、おかしなことを言い出すと、そのほかの人の信心をも破ってしまうのである」(同㌻、通解)と。
 破和合僧の悪行は、厳しく責めなければならない。悪いことは悪いと言いきり、正しい道を教えることが「本人のため」である。後輩が同じ過ちを繰り返さないためにも、責めて責めぬくことだ。厳しく対処することだ。それが本当の慈悲なのである。
 これまでも名聞名利に流され、学会を壊し、同志を裏切った反逆の輩がいた。その悪人たちが、いずれも、哀れな末路をさらしていることは、皆さんがご存じのとおりだ。仏法の因果の報いは、あまりに厳しい。
 大聖人は、経文とその釈を引かれ、こう言われている。
 「悪知識というのは、甘く語りかけ、詐り、娼び、言葉巧みに、愚かな人の心を奪って、善き心を破る」(御書7㌻、通解)
 悪知識は絶対に寄せ付けてはいけない。強き信心で悪知識を見破り、厳然と破折していくのである。青年部の諸君、よろしく頼む!
 「善き心」の友の連帯を、さらに広く、さらに強く、築き上げていただきたい。
 (長野研修道場)

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