Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

全国最高協議会(1) 師弟こそ仏法の根幹

2004.7.26 スピーチ(2004.1〜)(池田大作全集第96巻)

前後
8  うるわしき和合の世界を守れ!
 学会は「師弟」の戦いで一切を乗り越え、勝ってきた。この根本の魂を、だれ人にも、絶対に破壊されてはならない。
 最も卑劣な破壊者は、内部から出る。釈尊の時代、大聖人の時代から、これは変わらぬ方程式であった。
 古代インドの大宰相カウティリヤは指摘した。
 「内部の謀反は、蛇のように危険である」(『実利論』下、上村勝彦訳、岩波文庫)と。
 古代ギリシャの大詩人ソフォクレスの戯曲の言葉は、示唆に富んでいる。
 「まことの友を捨てるのは/いちばん大切な自分の命を捨てるのと変わりない」(『オイディプース王』岡道男訳、『ギリシャ悲劇全集』3所収、岩波書店)
 師を裏切ることは、自分自身を裏切ることだ。学会を見くだし、同志を裏切った報いは、必ず自分自身に返っていく。
 同じく古代ギリシャの哲学者アリストテレスは″虚飾の人間を厳しく見抜け″と教えた。
 「偽りはそれ自身あしきもの、非難さるべきものである」「真実はうるわしきもの、賞讃さるべきものなのである」(『ニコマコス倫理学』上、高田三郎訳、岩波文庫)と。
 戦おう! 信心は戦いである。人生は戦いである。
 人間は、戦うから強くなる。幸福になる。何か価値をつくり、思い出をつくることだ。
 中国の文豪・魯迅が、「外からの刺激がないところから向上心も失せ」ると書いたとおりである。(『憤』松枝茂夫訳、『魯迅選集』5所収、岩波書店)
 なかんずく青年は、広布の一切を完璧に担い立ち、未来への新しき道を切り開いてもらいたい。そして、わが同志が、一人も残らず、すばらしき人生の総仕上げを飾っていただきたい。
 まずは最高幹部が模範となって、広宣流布の「大闘争心」を燃えあがらせ、この下半期、いよいよ盤石なる「創価二十一世紀」の構築へ、ともどもに出発していきたい。
 (長野研修道場)

1
8