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各部・海外代表協議会 未来のために新しい「友情の道」を開け

2003.12.5 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

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12  「あなたも平和の創出者になれる」
 現在、「平和の文化の母」ボールデイング博士と、対話の連載を進めている。
 博士は、学会の女性の草の根の運動に、最大の信頼を寄せておられる。
 「あなたも『ピースメーカー(仲裁者=平和の創出者)』になれるのです」――多くの女性たちに対する博士のメッセージである。
 「平和の創出者」といえば、私は、民衆の大詩人ホイットマンの美しい追想を思い出す。
 彼は、名著『民主主義の展望』の中で、みずからの母から聞いた「平和の創出者」を紹介している。
 八十歳に近い、その女性は、農場で生活していた。とても明るい性格で、物事の道理をよくわきまえ、近隣を心から大切にし、とくに若い女性から慕われていた。彼女自身は、十分な教育を受けられなかった。しかし、人間として、すばらしい威厳と魅力に輝いていたのである。
 近所で、家庭のいざこぎや、面倒な問題が起こるたびに、地域の判事となり、相談人となり、世話人となり、調停者となって献身した。彼女は、地域で「ピースメーカー」と呼ばれ、深く信頼され、敬愛されていたのである。(『民主主義の展望』佐渡谷重信訳、講談社、参照)
 それぞれの使命の国土で、最高の地域友好、近隣友好に励んでおられる「ピースメーカー」こそ、わが創価の婦人部、女子部の皆さま方である。
 国際宗教社会学会元会長のドブラーレ博士も最大に讃嘆しておられた。
 「創価学会のメンバーは、隣人への深い尊敬を行動で表し、普遍的な慈悲である菩薩の最高の徳を実践している」(「聖教新聞」一九九八年十二月二十八日付)と。
 明年(二〇〇四年)一月を中心に、全国津々浦々で、婦人部の皆さま方の総会が、グループ単位で行われる。大成功を、妻とともにお祈りしたい。
 私が対談した、アメリカの女性の未来学者ヘンダーソン博士は語っておられた。
 「草の根の運動こそが、本来、すべてを動かしていく主役なのです」(『地球対談 働く女性の世紀へ』主婦の友社)
 全世界の創価の女性のスクラムの、爽やかな勝利の前進を心より祈り、私のスピーチとしたい。
 お体を大切に! 風邪をひかれませんように!
 強き祈りで生命力をわきいだし、「健康第!」で、価値ある前進の日々であっていただきたい。
 (東京・信濃文化センター)

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