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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会 迫害は「正義」の誉れ

2003.11.25 スピーチ(2003.7〜)(池田大作全集第95巻)

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21  最後に、私が青春時代から好きだった言葉を贈らせていただきたい。
 アメリカの詩人ホイットマンは『草の葉』で謳った。
 「ぼくぐらい大胆で誠実な人間がこの宇宙にいるものか」(酒本雅之訳、岩波文庫)
 宇宙でいちばん大胆に! 宇宙でいちばん誠実に! われらも、そのように生きたい。
 古代ギリシャの詩人ソフォクレスは、「言葉に真実があれば、常に最大の力を持つものだ」(「作品名不詳断片」995、木曽明子訳、『ギリシャ悲劇全集』11所収、岩波書店)と述べている。真実に勝る武器はない。
 そしてまた「韓国のガンジー」と讃えられた独立の父・安昌浩先生の信念は、「他人が一つ行う間に十は行う気概を」であった。(李光洙『至誠、天を動かす』興士団出版部編、具末謨訳、現代書院)
 人間は、決意した分、いくらでも大きくなれる。力がわいてくる。
 有名な仏典に「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(心地観経)とある。
 今、決意の戦いを起こすことが、次を「希望と幸福への勝利」とすることだ。
 結論するに、「現在を勝つこと」が、「未来を勝つこと」なのである。
 信心は、勝つための原動力である。
 ゆえに私は、「この一生を、師子となりて走りぬけ! 生きぬけ!」と申し上げたい。
 「創価完勝の年」へ、皆さま方が、ますます、健康であり、希望に燃えて前進されゆくことを、私は祈っています。
 大勝利への力強い第一歩を決意しあい、約束しあって、記念のスピーチとしたい。
 (東京・信濃文化センター)

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