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日蓮大聖人・池田大作

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各部代表者協議会 「創価青年の世紀」よ輝け

2003.6.3 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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1  一人一人の栄光と勝利を
 風雪の
   激しき法戦
     幾歳か
   山越え 勝ち越え
     創価の城かな
 われわれは、恩師戸田先生の遺言どおりに広宣流布に邁進してきた。われらの前進を恩師が見ている。未来の展望は洋々と開けている。
 今、私は、同志の皆さまを代表し、世界中から「名誉市民」称号や、知性の宝冠である「名誉博士」「名誉教授」の栄誉をいただいている。
 わが青春時代、恩師の事業が挫折した。裏切る人間もいた。逃げ去る人間もいた。私は一人、あらゆる嵐の矢面に立ち、広宣流布の大指導者である恩師を守りに守った。ここに創価学会の永遠の勝利の原点がある。
 現在、「学会本部新館」の建設が、順調に進んでいる。明年の五月には堂々と完成する。(=学会本部別館として二〇〇四年六月に完成)
 さらに、その後、創価学会「新本部」の建設も進めていく予定である。
2  いよいよ青年部が立ち上がる時だ。「創価青年の世紀」である。
 どうせ戦うなら、日本一、世界一をめざすことだ。
 「あの人に会うと、安心する」「必死に戦うあの姿を見ていると、涙が出るようだ」――そう皆が賞讃するような偉大な歴史をつくることだ。
 何より、必要なのは、情熱である。執念である。真剣な祈りである。そして、異体を同心とする「団結」である。
 青年部一人一人の栄光と勝利を、私は真剣に祈り、待っている。
3  九月七日には、任用試験が行われる。皆で「行学の二道」に励む機会としたい。
 青年部は、この任用試験を通して、二十一世紀を担いゆく新たな人材の育成に全力で取り組んでいただきたい。
 そのために大事なのは、リーダーみずからが率先して御書を拝していくことだ。広布への行動のなかで学んでいくことだ。
 担当の方をはじめ、教学運動を推進しゆく尊き使命の皆さまに、フランスの作家アンドレ・モロワの言葉を贈りたい。
 「ただ単にいまある人材を活用するのみならず、新しい人材を養成することこそが、指導者の義務」(『人生をよりよく生きる技術』中山真彦訳、講談社)である。
 リーダーは「声」が大事である。「いつもありがとうございます」「ごくろうさまです」と、温かな声、親切な声をかけていくことだ。
 「声」のないのは冷酷である。無慈悲である。冷たい世界となってしまう。
 とくに、陰で苦労している人を労ってあげられるリーダーであっていただきたい。優しい声で、真心の行動で、皆を元気にしていくのがリーダーの使命である。
4  広宣流布のために真剣に頑張った人は、無量無辺の功徳に包まれていく。これは御書に照らして、断じて間違いない。
 妙法の功徳には、ただちに目に見える「顕益」と、最初は、はっきりとは目に見えないが、しだいに大利益となってあらわれる「冥益」とがある。
 ゆえに、今はたとえ祈りが叶わないように見えても、必ずや大きな福徳を得ることができる。また、その功徳は、子どもや孫、親にも伝わっていくのである。
 ともあれ、広布の組織である創価学会の中で、三世の幸福の土台を築いていただきたい。そのための信心である。
 「新しい勝利」へ勇敢に前進する皆さま方に、英雄ナポレオンの言葉を贈りたい。
 「一つの勝利、一つの記念碑、これが最高の真実の答えである。虚偽は消え去り、真実が残る。賢い人々は、特に後世は、事実に基づいてしか判断しない」
 (東京・信濃文化センター)

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