Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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山梨代表協議会 目覚めた一人の行動が世界を変えていく

2002.9.2 スピーチ(2002.8〜)(池田大作全集第94巻)

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9  「生きることは活動すること」
 オランダの哲学者スピノザは言う。
 「高慢な人間が必然的にねたみ深いこと」「そして彼は、徳について最も多く賞讃されるような人々を最も多く憎み、これらの人々に対する彼の憎しみは愛や親切によって容易に征服されないこと」「そうしたことを我々は容易に了解しうるのである」(『エチカ』畠中尚志訳、岩波文庫)
 正義なればこそ、嫉妬され、迫害される。
 大聖人は仰せである。
 「大身の人(身分や地位などの高い人)から、(圧迫を加えようとして)言い出してきたことに対しては、『ああ、法華経の良いかたきよ! 三千年に一度咲く優曇華の花や、一眼の亀が奇跡的に巡り合える浮木(のように、あいがたい敵)である』と、お考えになって、強くご返事をなされるがよい」(御書1540㌻、通解)
 学会は、また人生は、どこまでも強気でいくことである。
 大聖人は「強い敵兵と戦う時に、こちらが弱い兵を先に向かわせると、強い敵は、ますます力を得る」(御書37㌻、通解)とも仰せになっている。
 さらに、御聖訓には、こうある。
 「良い弟子をもつときには、師弟はともに仏果(成仏の境涯)に至り、悪い弟子をたくわえてしまえば、師弟はともに地獄に堕ちるといわれている。師弟が相違すれば(師匠と弟子の心が違えば)何ごとも成し遂げることはできない」(御書900㌻、通解)
 「檀那(弟子)と師匠とが心を同じくしない祈りは、水の上で火を焚くようなものである(祈りが叶うわけがない)」(御書1151㌻、通解)
 大事なのは、師弟の心が合うことだ。異体同心の祈りである。
 「生きること、それは呼吸することではない。活動することだ」(『エミール』今野一雄訳、岩波文庫)とは、フランスの思想家ルソーの名句である。
 行動が道を開く。今こそ広宣流布の時である。「難攻不落の山梨」を威風堂々と築いていただきたい。
 (山梨研修道場)

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