Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第十二回本部幹部会、第二回東京総会、第… わが生命に「幸福の大宮殿」を

2001.12.13 スピーチ(2001.8〜)(池田大作全集第93巻)

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14  健康で、幸福で、長寿の人生を
 終わりに、哲人の声に耳をかたむけたい。
 「人間としての品位」を失わないためには、何が大事か。その一つとして、カントは言った。
 「汝らの権利を他人の蹂躙に委ねるな」(『道徳哲学』白井成允・小倉貞秀訳、岩波文庫)
 決して卑屈になるな。それは、人間の「自分自身に対する義務」だというのである。
 そして、アメリカのソローは、奴隷解放に殉じた、精神の同志への連帯を語った。
 「同じ心の人間だけが、全権公使としてぼくたちの宮廷に参内できるのだ」(「ジョン・ブラウン大尉を弁護して」木村晴子訳、『H・D・ソロー』所収、研究社出版)
 私どもで言えば、広宣流布を願う「同じ心」の人間だけが、民衆の官殿に集い合える。人間主義の同志として、世界の知性と自在に交流しながら、平等な人間の官殿を広げていくことができるのである。
 尊き同志の皆さまに、「一年間、本当にご苦労さまです」と重ねて感謝申し上げたい。
 最高に楽しいお正月をお迎えください。一人ももれなく、健康で、幸福で、長寿であっていただきたい。これこそ、創価学会の指導者として、仏法者としての悲願である。
 また、絶対に無事故であっていただきたい。無事故が「幸福の人生」の実証である。絶対に、火災や交通事故などを起こさないよう、細心の注意をお願いしたい。
 来年もまた、大聖人とともに、創価学会とともに、広宣流布へ、これ以上ない「無上の人生」へ向かって、断固として戦い進みましょう! お帰りになられましたら、わが同志の皆さまに、くれぐれも、よろしくお伝えください。この一年、本当にありがとう!
 (東京牧口記念会館)

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