Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会 「勝利の人生劇」を生き生きと

2001.8.6 スピーチ(2000.11〜)(池田大作全集第92巻)

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6  民衆よ強く、民衆よ賢く
 わが国の″邪馬台国″研究の第一人者、古田武彦先生(元昭和薬科大学教授)が、ご自身の貴重な論文を送ってくださった。その中で、近代日本のアジア侵略の本質を、こう述べておられた。
 「わたしは思う。日本は(欧米の、ここ数世紀の)『侵略バブル』の後追いだった。その『猿真似』だったのである。その『猿真似』をみにくしとし、その立場を一擲いってきすべきである」
 「わたしたちは、たとえ彼等(中国・韓国やアジア人たち)が一切これを『求めず』とも、断乎として全人類の面前で『謝罪』しなければならぬ。これこそが『日本人の目線』だ」
 古田先生は、日本の軍国主義の「傲慢な目線」を復活させてはならないと強調しておられる。
 私も、そのとおりだと思う。私の四人の兄も兵隊にとられた。長兄は戦死である。わが家も空襲で焼け出された。
 戦争を起こした元凶は国家主義である。悲劇を二度と繰り返さないためには、民衆が強くなるしかない。民衆が賢明になるしかない。そして、民衆が権力を厳しく監視していかねばならない。
 ゆえに、「創価の前進」こそ「平和の前進」なのである。
 まだまだ暑い日が続くので、よく休み、疲れを残さないよう、工夫していただきたい。健全なる身体で、若々しい指揮をとっていただきたい。
 (長野研修道場)

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