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日蓮大聖人・池田大作

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第34回本部幹部会、第4回関西青年部総… 青年よ、革命の炎を受け継げ!

1999.5.27 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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22  「試練に耐えた」人だけが信頼できる
 諸君の勉強のために、最後に語っておきたい。
 アインシュタインは言った。
 「人間の価値は、その人が受けとることのできるものよりも、その人が与えるところのものによって、見定めねばなりません」(『晩年に想う』中村誠太郎・南部陽一郎・市井三郎訳、講談社)
 何を自分は人に与えているのか、である。
 また、古代ローマの哲学者セネカは書いた。
 「打ち負かされない力のほうが、攻撃を受けない力よりも信頼に値することを――試練を受けていない力は信用出来ないが、あらゆる攻撃を退ける強靭さこそ、最も信頼に値する」(『道徳論集』茂手木元蔵訳、東海大学出版会)
 諸君は今、日蓮大聖人に信頼されるか否かの「試練」に挑んでいる――とも言える。
 ノルウェーの劇作家イプセン。
 「私は、独りで立つ者がいちばん強いと思っています」(『イプセンの手紙』原千代海訳、未来社)
 「一人立つ」である。それが真の勇者である。
 同じくノルウェーの詩人・エーヴェルランは謳った。
  「自由への道は一つある
   叛逆者の死体を踏み越えてゆく道だ!」(『世界名詩集大成』15、林穣二訳、平凡社)
 イギリスの詩人ドライデン。
  「戦いの決着は戦う者の戦意できまり、
   勇者のみが勝利を収めることになる」(『世界名詩集大成』9,加納秀夫訳、平凡社)
 心で決まる。エマソンも言った。
 「心が燃えずに、かつて偉大なことの成就されたためしはない」(『エマソン論文集』酒本雅之訳、岩波書店)
 「心」が大情熱に燃えているのが「信心」である。
 草創の学会は、関西は、「心」が赤々と燃えていた。だから勝った。
 きょう、二つの大学から、名誉博士の決定通知書が届いた。(拍手)
 現在、世界から実際にお受けした「名誉博士」は、六十三となった。決定したものを含めると、八十六となる。(=二〇〇一年十二月二十二日現在、世界の都市等からの名誉市民の称号は二百一。決定を含めれば二百十一となった)(拍手)
 私は「代表」である。全部、皆さまへの顕彰であると受けとめていただきたい。
 世界がたたえる創価のこの運動を支えた福徳は、皆さまのものであると、確信をもって申し上げたい。(拍手)
 常勝関西のますますの健闘を祈るとともに、全世界の創価の同志の「強靭なる健康」と「偉大なる活躍」を、心の底からお願いし、私のスピーチを終わります。
 長時間、ありがとう!
 (京都平和講堂)

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