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日蓮大聖人・池田大作

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ブラジル・北パラナ大学「名誉博士号」授… 今、自分がいる場所で新しい波を

1998.11.30 スピーチ(1998.11〜)(池田大作全集第90巻)

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9  「正義」なくして「国の繁栄」なし
 この十二月十日、「世界人権宣言」の採択五十周年を迎えます。
 その意義について、宣言の起草者の一人であられたブラジル文学アカデミーの故アタイデ総裁とも、私は縷々語り合いました。
 人権といっても、それは、「一人」の人間を大切にし、眼前の悪を糺していくことから始まる。
 牧口先生の箴言に、「何ごとも、その場その場で解決しなくてはいけない。手を打たずに放置してしまえば、必ず問題は大きくなる」とあります。
 要するに、今この時、自分がいるこの場所で、常に真剣勝負で「新しい波」をつくっていくことであります。
 ブラジルの大哲人ルイ・バルボーザは有名な言葉を残している。
 「『正義』――この言葉に、地球上における、私どもの『幸福』が包まれている。
 正義こそ、文明の精髄であり、社会の真髄であり、そして政治の総括である。国家が繁栄するかいなかは、正義を大事にするかいなかにかかっている」と。
 ゆえに、私どももまた、若き「正義」と「希望」と「勇気」の力をいよいよ結集し、糾合し、「二十一世紀の夜明け」まで、一歩も退かずに、押して押して押しきってまいりましょう! そして勝ちましょう!
 どこまで耐えられるか。頑張り通せるか。仏法も人生も、全部が「勝負」であります。
 諸君の青春をかけた、偉大なる挑戦であります。負けてはならない。
 執念――すさまじき「執念の闘争」があったからこそ、「創価の世紀」の百年の土台ができ上がってきたのであります。その土台を盤石にする戦いこそ、諸君の「今」の、また「生涯」の使命であります。
 終わりに、私どもと永遠なる友情で結ばれた北パラナ大学の万代のご発展、そしてパラナ州の栄光燦たるご興隆を、心からお祈り申し上げ、私の感謝のスピーチといたします。
 ムイト・オブリガード(大変ありがとうございました)。
 (創価国際友好会館)

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