Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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婦人部代表協議会(「紅梅会」「常磐会」… 学会活動で「黄金の自分」を磨け

1998.1.25 スピーチ(1997.5〜)(池田大作全集第88巻)

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15  世間の「位」は幻、仏法の「位」は永遠
 有名人が偉いのか。断じて、そんなことはない。
 地位や学歴のある人が偉いのか。絶対に、そうではない。
 地道に、一生懸命、広宣流布に励んでいる無名の庶民がいちばん、偉いのである。
 「広宣流布」は日蓮仏法の根幹である。根本目標である。広宣流布への不惜身命なくして、大聖人の仏法はない。学会活動こそが、日蓮大聖人の仰せの通りの行動なのである。
 これまでも今も、有名になったり偉くなったりすると、信心の「心」が堕ち、「身」が堕ちて、不惜身命がなくなっていってしまう。そういう人間が、あまりにも多い。
 戦時中の弾圧の時も、そうであった。戦後の戸田先生の事業の挫折の時も、そうであった。
 それまで、「牧口先生、牧口先生」「戸田先生、戸田先生」と言っていた人間が、手のひらを返して、「牧口の野郎」「戸田の野郎」と、ののしった。人間の心は、怖い。
 その中で、ただ一人、戸田先生だけが大闘争をし、大勝利して、牧口先生の仇を討った。
 私だけが一身をなげうって戸田先生を守り、学会を守り支えて大発展させた。戸田先生は本当に喜んでおられた。先生は幸せであった。
 ある時、戸田先生は、「いわゆる″偉い人間″なんか信用できない。いざというときに、臆病で、逃げる。卑怯な、インチキの人間が多いものだ。いちばん信用できるのは、民衆だ。けなげな婦人部をはじめ、無名の庶民なんだよ」と強く強く語っておられた。
 本当の信仰に「世間の位」は関係ない。それは幻にすぎない。
 信仰者は「無冠の帝王」である。そして、正法を弘める人は、生々世々、生命の「王者」となり、「女王」となっていく。
 その証明は、必ずや今世で現れるにちがいないと申し上げ、祝福のスピーチとしたい。
 (東京・新宿区内)

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