Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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新年勤行会 必死の一人は万軍に勝る

1998.1.2 スピーチ(1997.5〜)(池田大作全集第88巻)

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2  戸田先生の「青年訓」にいわく。
 私たちは「政治を論じ、教育を勘うる者ではないが」「最高唯一の宗教の力によって、人間革命を行い、人世の苦を救って、各個人の幸福境涯を建設し、ひいては、楽土日本を現出せしめんことを願う者である」(『戸田城聖全集』第一巻)と。
 この言葉には、重々の深い意味があるが、戸田先生のお心は、どこにあったか。
 それは、政治家よりも、教育者・学者よりも、我らはさらに根本的次元から民衆を救っていくのだとの宣言であられた。
 地位や学歴で、偉さが決まるのではない。日蓮大聖人の弟子として「広宣流布に働く人」こそ「いちばん偉い人」である。その人をいちばん大事にするのだ――それが戸田先生の遺言だったのである。そして、これが日蓮大聖人の御心である。
 広宣流布へと戦う人を尊敬できない人間は、御書を逆さまに読んでいるのである。
 尊き広布の同志を守りに守る。それが一切の根本である。その行動あるかぎり、広宣流布は進む。反対に、学会を利用したり、同志を裏切る人間は、妙法によって厳正に裁かれるに違いない。人間はごまかせても、「法」はごまかせない。
 世間は多くが格好だけであり、ごまかしである。しかし学会は「まじめに」広宣流布へ進んできた。「真剣に」行動してきた。だから世界的な学会になった。宗教界の王者として、厳然と、そびえ立っている。
 嫉妬の日本など小さい。学会は世界が味方である。世界が舞台である。
 私は毎日、皆さまのご健康、ご長寿を、皆さまの裕福・幸福・無事故を、朝な夕な、一生懸命、祈っております。本年も、楽しく前進しましょう!
 (東京牧口記念会館)

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