Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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ヨーロッパ・アジア交流会議 「母の心」をわれは崇めん

1994.6.6 スピーチ(1993.12〜)(池田大作全集第84巻)

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10  日淳上人「牧口先生は遣使還告の地涌の菩薩」
 六月六日は、牧口先生(初代会長)の生誕百二十三周年に当たる。
 牧口先生は、軍部ファシズムの弾圧にも決然と「精神の自由」を守り、獄死された。「創価ルネサンスの父」である。
 日淳上人は、こうたたえておられる。
 「法華経に、遣使還告の薩埵さったということがありますが、仏の道を教育に於て実践された、此れが先生の面目であると私は深く考えておるのであります」(一九四七年<昭和二十二年>十月、創価学会第二回総会。『日淳上人全集』)
 「従来、仏法に於て価値という考え方は、なかったかと私は思いますが、ここに先生の一歩進んだ仏法があったのではないか、今の世に一切の人々を導く尤も適宜な行き方を示されたのではないかと思うのであります」(同前)
 「遣使還告の薩埵さった」とは、末法においては妙法を弘通する地涌の菩薩をさしている。
 「観心本尊抄」にも「地涌千界末法の始に必ず出現す可し今の遣使還告は地涌なり」と示されている。
 牧口先生は、御本仏のお使いとして、広布の先駆をきられた「地涌の菩薩」である、と言われているのである。
 また価値論について、現代人を導くのにふさわしい行き方であったと評価されている。「一歩進んだ仏法」である、と。
 私どもは、この偉大なる牧口先生、そして戸田先生と「不二」の心で生き抜きたい。
 師弟の道を行くかぎり、いずこの社会であろうと、いかなる課題があろうと、必ず勝利できる。必ず幸福になる。必ず発展する。必ず、広々と栄光への道が開けるからである。
 (イタリア・ミラノ市内)

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