Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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カナダSGIバンクーバー総会 生きること自体が楽しい境涯を感得

1993.10.1 スピーチ(1993.6〜)(池田大作全集第83巻)

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14  まず「人」が仲良くなることこそ
 一人一人、皆、個性がある。考え方も違う。文化の背景も違う。習慣も違う。そうした差異を乗り越えていくには、まず、人間としてお互いに仲良くなっていくことである。
 私たちの広宣流布という最極の平和運動にあっても、あらゆる「差異」を超えて、まず仲良くなることが大切である。
 大聖人は「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに尊し」──法は自然に弘まるものではない。人が法を弘めるのであり、だからこそ弘める人も弘まる法も、ともに尊い──と教えておられる。
 また、大聖人は「不軽菩薩の人を敬いしは・いかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」──不軽菩薩が人を敬ったのは、何を意味するのでしょうか。教主釈尊の「出世の本懐(世に出現した根本目的)」は、人間の振る舞いを教えることだったのです──と。
 法といっても、人の振る舞いにあらわれる。まず、人間として心を開いて友情を結んでいく。そこから「法」への理解も生まれ、共感が広がり、信頼が深まる。
 絶対に焦る必要はない。カナダはカナダらしく、バンクーバーはバンクーバーらしく、心広々と、悠然たる前進をお願いしたい。
 私は毎日、一生懸命、皆さまの幸福を祈っている。
 「素晴らしい人生」を送っていただきたい。「素晴らしい人生」を生きる権利が皆さまにはある。
 皆さまは絶対の勝利の「法」をたもっておられる。妙法の利剣をもっておられる。
 この利剣で一切の障魔を断ち切り、一切の不幸を断ち切って、一人残らず、「私の人生は最高だった。素晴らしかった」と誇れる幸福者となっていただきたい。
 どうか、きょう、お会いできなかった方々に、くれぐれもよろしくお伝えください。

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