Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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中欧・東欧・ロシア合同会議 「魂の変革」こそ最も尊き変革

1992.6.12 スピーチ(1992.6〜)(池田大作全集第81巻)

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7  最後に、「撰時抄」の一節を拝したい。
 「衆流あつまりて大海となる微塵つもりて須弥山となれり、日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一たい・一微塵のごとし、法華経を二人・三人・十人・百千万億人・唱え伝うるほどならば妙覚の須弥山ともなり大涅槃の大海ともなるべし仏になる道は此れよりほかに又もとむる事なかれ
 ──多くの流れが集まって大海となる。わずかの塵も積もって須弥山(古代インドで世界の中心にあるとされる最高の山である)となったのである。日蓮が法華経を信じ始めたことは、日本の国にとっては、一つのしずく、一つの微塵のようなものである。やがて二人、三人、十人、百千万億人と、唱え伝えていくならば、妙覚(最高の悟)の須弥山ともなり、大涅槃という悟りの大海ともなるであろう。
 仏になる道は、これよりほかに、また求めてはならない──。
 この御書を虚妄にすることなく、現実に、一閻浮提広宣流布を進めておられるのは皆さま方しかない。そして、大聖人が「百千万億人」と仰せのごとく、次の世紀には、絢爛たる地涌の人華にんげが地球を包みゆくにちがいない。その原点となるのが、皆さまである。
 ″御本仏の直系″の誉れも高く、一人一人の友を、最大に大切にしながら、仲良く、朗らかに、「大いなる希望」の道を進んでいただきたい。
 また、お会いしましょう。きょうは遠いところ、本当にありがとう。おめでとう!

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