Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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関西代表者会議 「賢きを人、はかなきを畜」

1992.5.18 スピーチ(1992.1〜)(池田大作全集第80巻)

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2  年輩者は「健康」「長寿」の前進を
 次に、年配者の健康について配慮すべき点を、少々、申し上げておきたい。
 青年が不自惜身命ふじしゃくしんみょうで戦うのは当然であろう。そのうえで、年齢とともに、自覚をもって、自分で健康を管理し、元気に働けるよう工夫しなければならない。無理は結局、長続きしない。
 第一に、疲れをあとまで残し、引きずらないことである。そのためにも十分な睡眠をとることである。睡眠こそ健康の基本である。交通事故の多くも睡眠不足が背景にある。
 第二に、入浴から出た際、外との急激な温度差に適応できず倒れてしまうケースが多い。脱衣所と風呂場との温度差を小さくするなど工夫する必要がある。
 同様に、夏から秋、また秋から冬にかけての季節の変わり目には、特に注意すべきである。さまざまな報告を聞いても、この時期は特に事故が多いようだ。
 さらに、第三に、寒い時に外出する際には、「これから寒い外に出るんだ」と、はっきり意識してから出ることである。意識せず、ぼんやりとしたまま、パッと外に出た時、倒れる人が多い。
 その他、食べ物についても、聡明に考えて、健康維持の日々を送っていただきたい。
 大聖人は「賢きを人と云いはかなきを畜といふ」と仰せである。賢明な知恵があれば事故を未然に防ぐこともできる。多くの人が健康で長生きできる。
 皆さまが「健康で長生き」されることが、私の願いである。そして一生涯、「充実」と「向上」と「喜び」と「勝利」の前進であっていただきたい。いわば″古今東西にない″素晴らしい人生の総仕上げをお願いしたい。
 ともあれ、「関西」の前進が、広宣流布の大きな″基準″になっていく。関西の健在が学会の健在、関西の勝利が広布の勝利である。
 とくに今年の戦いが「万代の勝負」を大きく決する。見事な団結で、見事な「常勝の歴史」を飾っていただきたい。

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