Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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広布三十一周年記念タイ総会 誠実の人格に人々は集う

1992.2.5 スピーチ(1992.1〜)(池田大作全集第80巻)

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4  「胸中に浄土」を悟るのが仏
 大聖人は夫を亡くした南条時光のお母さんを抱きかかえるように、こう励ましてくださっている。
 「夫れ浄土と云うも地獄と云うも外には候はず・ただ我等がむねの間にあり、これをさとるを仏といふ・これにまよふを凡夫と云う、これをさとるは法華経なり、もししからば法華経をたもちたてまつるものは地獄即寂光とさとり候ぞ
 ──そもそも浄土といっても地獄といっても外にあるのではありません。ただ我らの胸中にあるのです。これを悟るのを「仏」といい、これに迷うのを「凡夫」といいます。これを悟るのが法華経です。したがって法華経をたもちたてまつる者は地獄即寂光(苦しみの地獄の国土が即、福徳と歓喜の寂光土となる)と悟ることができるのです──。
 どんなに苦しい悩みの生活であり、現実世界であっても、同志とともに、友と一緒に、妙法を唱え、広宣流布という「無上道」を進みゆく私どもの胸中には、永遠に希望の太陽が昇る。明るい青空が広がっている。未来への虹が輝いている。
 どうか、この愛するタイ王国を、さらに「黄金の常楽の天地」としていくために、朗らかに、また朗らかに、仲良く、また仲良く前進していっていただきたい。
 大切にして尊き皆さま方の、ますますのご多幸とご活躍をお祈りし、本日の祝福のスピーチとさせていただく。

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