Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第一回アメリカ青年研修会 大仏法の求道を、知識は世界に

1991.10.1 スピーチ(1991.7〜)(池田大作全集第78巻)

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13  ともあれ、仏法は、社会へ、時代へ、民衆へと、つねに生き生きと脈動すべきものである。
 戸田先生はある講義で、質問を受けた。「インド、中国で仏法は滅びたと言われるが、そこには、ちゃんと経典もあるではないか」との問いである。
 戸田先生は、強い調子で答えられた。
 「経典があると言ったって、経典は仏法じゃありません。あれは本ですよ、本です! 信仰がなければただの本にすぎないのであって、いくら経典や、寺があったって、もはや仏法は死んでいるのです」――と。
 たとえば、いくら大聖人の御真筆があっても、″邪宗″となった寺に大聖人の仏法の生命はない。仏法の生命は、生きた「正しき信心」にある。その「信心」を伝え、仏法の生命を伝えるのが「師弟」の関係である。
 大聖人、日興上人の仰せどおりに進んでこそ、仏法は万年に清らかに流れていく。師敵対の「日向の末流」に従っては、仏法の心を殺す大罪となる。
 師敵対の日向は、何重もの意味で、大聖人の仏法を破壊しようとした。日興上人は、外道よばわりされながら、師の教えを守り、仏法の生命を守った。このコントラスト(対照)は、万年までの鏡である。
 どうか、若き諸君たちの力で″世界一のアメリカ創価学会″を築いていただきたい。″世界広布のセンター″をよろしく! きょうは本当におめでとう。
 (アメリカ創価大学)

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