Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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日米記念合同研修会 「広布の翼」は風を受けて飛ぶ

1991.8.7 スピーチ(1991.7〜)(池田大作全集第78巻)

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14  総仕上げ=着陸が一番むずかしい
 ところで、飛行機でいちばん事故が多いのは「離陸」と「着陸」の時である。離陸の三分間、着陸の八分間をあわせて「危険な十一分」と呼ばれている。
 人生でいえば「青少年期」と「総仕上げの時」にあたるといえよう。
 なかでも「着陸」の事故がいちばん多い。接地の場所を、きちんと決められており、そこにピタリと止めねばならないからむずかしいようだ。
 人生も、総仕上げが大切である。どんなにこれまで完璧でも、着陸に失敗すれば悲劇である。なんにもならない。せっかく重ねてきた仏道修行も、最後に退いてしまったならば、一切が無意味である。人炎の苦しみのごとき境涯となってしまう。
 最後が大事である。「広宣流布」と「一生成仏」の目的地まで、慎重に、油断なく、最後までみずみずしい「求道心」をもって進んでいただきたい。
 ともあれ大聖人は「法性のそらに自在にとびゆく車をこそ・大白牛車とは申すなれ」と。また「寂光の空にもかけりぬべし」等と仰せである。
 「法性の空」「寂光の空」――この「永遠の幸福の大空」へ、「久遠の同志」とともに、自由自在に飛翔しゆく人生であっていただきたい。(拍手)
 最後に、皆さまの健康と、ご一家の繁栄、喜びと充実の日々をお祈りし、日本の研修としたい。長時間、ご苦労さま!
 (長野研修道場)

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