Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第十二回SGI総会 三世にわたる幸福の王者に

1990.9.5 スピーチ(1990.8〜)(池田大作全集第75巻巻)

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7  ただ、日本は邪智謗法の国であるがゆえに、折伏の中の折伏である。
 学会が、大聖人の仰せどおりに、今日まで熾烈な広宣流布の戦いを展開してきたことは、皆さまのご存じのとおりである。「折伏」が大聖人の仏法の根本義だからである。
 だれ人が、恐れることなく、この実践をしてきたか――。それは私どもである。学会こそが破邪顕正の戦いを日夜にわたって実践、実行してきたことは、最高の誉れであり、必ずや三世十方の仏・菩薩が御照覧のことと確信する。
 折伏行を展開してきたがゆえに、御書に述べられているごとく、大難がつねにあった。逆に言えば、難がないのは、折伏をしていない証拠とはいえまいか。(拍手)
 戸田先生は、海外に雄飛する青年を、こう励まされていた。
 「気負うことはないんだよ。みんなから好かれる人となることだよ、弘法といっても、そこから始まるんだ」と。
 仏法の精髄は「人の振る舞い」にこそある。一人一人が、信仰をとおして磨いた「人格」の力で、さわやかな信頼の輪を広げていく。そうした、身近な現実のなかでの地道な行動にこそ、広布の発展があることを忘れないでいただきたい。
 これからもさらに、世界にSGIの平和と文化のネットワークを広く深く結んでいきたい。その意味で、今後予定されている海外交流について紹介しておきたい。
 まず、今秋、関西から四十人の交流団がアメリカを訪れる。また、来年初め、熊本県から八十人が香港を訪問。春には、全国の代表メンバーによる文化交流団がヨーロッパヘ行くことになっている。さらに夏には、青年部の代表三百人による大規模な交流団が中国を訪問。また同時期、インドには第二回の青年文化訪問団を予定している。
 今夜の月は満月である。どうか、きょう、お集まりの皆さま方が、一人ももれなく「満月のごとき充実の人生、悔いなき人生、幸福の人生」を満喫されゆくことを心からお祈りし、私のスピーチを終わりたい。
 (埼玉文化会館)

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