Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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「関東会」「東京会」合同研修会 目覚めた民衆の力は偉大

1990.8.7 スピーチ(1990.2〜)(池田大作全集第74巻)

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6  「精神」の力こそ「民衆の時代」の力
 私どもの信仰もまた、自分自身を屹立した「魂の巨人」へと鍛え、高めていく実践である。そして「民衆」と「民衆」、「庶民」と「庶民」の、強き心の連帯を広げゆく人間共和の歩みなのである。
 何よりも尊く、大切なのは「人間」である。「民衆」である。仏法の意義も、この一点にこそある。
 ゆえに、一次元からとらえれば、どこまでも「民衆」に尽くし、民衆の幸福のために骨身を削って戦う人こそ、真の「仏法者」である。そして、その″正法主義″の人には、必ず諸天善神の加護がある。だれよりも「民衆」自身が、諸天の力用そのものとなって、仏法者を守り、支えていくのである。ゆえに、尊き仏子を守り、励ましていく人には何の恐れもない。(拍手)
 「大願とは法華弘通なり」と仰せのように、「妙法弘通」「広宣流布」こそ、日蓮大聖人の仏法の″魂″である。
 その広宣流布の実践に邁進する人は、全員が大聖人の門下である。地涌の勇者である。どうか皆さま方は、広布という崇高な使命の道を、″誇らかな心″で、たがいにたたえあいながら進んでいただきたい。横暴な権威などものともせず、快活な笑顔をはずませながら、おおらかに、また堂々と胸を張って歩んでいただきたい。(拍手)
 「精神」の巨大な力に勝るものはない。それが妙法の世界の強さである。利害や形式ではない。
 「精神」は目に見えない。しかし、ひとたび目覚めた民衆の「精神」の火種は、決して消えることはない。永遠に、未来へ、世界へと広がり続けていくのである。このことを申し上げて、本日の記念のスピーチを終わりたい。
 (渋川平和会館)

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