Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第一回男子青年部幹部会 自らの栄光の記念碑築け

1990.6.26 スピーチ(1990.2〜)(池田大作全集第74巻)

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25  仏の戦いを諸天は守護
 さて、そうした仏の戦いを、諸天は、将軍または強兵として必ず守る。
 「衆生身心御書」には、こう述べられている。
 「此の経文を・つよく立て退転せざるこわ物出来しなば大事出来すべし、いやしみて或はり・或は打ち・或はながし・或は命をたんほどに・梵王・帝釈・日月・四天をこりあひて此の行者のかたうど方人を・せん」云云。
 ――この経文(「已今当」の経文のこと。過去・現在・未来に説く一切の経より、法華経は優れているとの法華経法師品の経文)を強く立て、退転しない強者が出現すると、必ず大事が起こる。すなわちこの人を、いやしんで、あるいは悪口し、あるいは暴力を加え、あるいは流罪し、あるいは命を断とうとするので、大梵天王、帝釈天、日月、四天(持国天・増長天・広目天・毘沙門天の四天王)が怒って、この行者の味方をする――。
 いうまでもなく、これは大聖人御自身のお振る舞いのことである。とともに、総じて、御書のまま、経文のままに、強盛な信心を貫き、諸難を受けきっていく勇者が出る時、必ずや梵天・帝釈等も動きだして、守る働きを始めるとの原理を教えてくださっていると拝される。
 私は、諸君に、そうした勇者になっていただきたい。これこそが、成仏という永遠に崩れざる幸福の「大境涯」への軌道であるからだ。難を受けきって、境涯を開きに開いていく。ここに、人生の究極も、仏法の真髄もある。
 そして、この妙法は、世界のいかなる著名人、指導者といえども持っていない大法である。妙法受持の人の福徳と歓喜は、世間の栄誉や喜びとは比較にならないほど、深く大きい。また尊い人生となる。
 諸君は胸中深く、そのことを確信し、誇りとしていっていただきたい。そのうえで、現実の舞台で断じて″勝つ″強き男性であっていただきたい。(拍手)
 どうか、だれよりも勇気ある、また伸び伸びとした、価値ある人生を送っていただきたいと念願し、記念のスピーチを終わりたい。
 (創価文化会館)

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