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日蓮大聖人・池田大作

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諏訪圏記念幹部会 発展の原点「創立の心」忘るな

1989.8.20 スピーチ(1989.8〜)(池田大作全集第73巻)

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11  長野青年研修道場は、海抜約一四五〇メートル。いわば″天にいちばん近い研修道場″である。
 牧口先生は『人生地理学』の中で、山は「天師」のごとく、「人情を和らげ、人心を啓発する」力を持つと論じられている。なるほど信州の方々もまことに人柄がすばらしい。(拍手)
 牧口先生は、とくに、美しい山と湖の天地が多くの大教育者を生んでいることに注目されている。
 先日(八月二2日、学生部夏季講習会)、お話ししたペスタロッチも、山と湖のスイスの人である。牧口先生は、そのことにもふれつつ、「日本のスイスはそれ信濃か」と述べられ、ここ信濃(長野)が、吉田松陰を教えた佐久間象山らをはじめ、その後も教育界に名士を輩出し、教育事業のもっとも進んだ地域とされている。
 また牧口先生は、秀麗な山並みを青き水面に鏡のごとく映しだした諏訪湖の美しさを描写されている。(拍手)
 いずれにしても「山は人物の育成処(所)なり」――これが牧口先生の着眼点であった。ここ″天に近い″霧ケ峰の研修道場からも、世界の広宣流布の人材が陸続と育ちゆくことを確信し、また念願したい。
 最後に皆さまが、何らかの意味で、世界の模範となる大いなる歴史をつくっていただきたいとお願いし、本国の記念のスピーチとさせていただく。
 (長野青年研修道場)

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