Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第十八回本部幹部会 ″人のため、法のため″最極の生き方を

1989.6.26 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

前後
18  あるイギリス人はこう語った。
 「ヨーロッパ大陸には、ナンセンのなした事業にたいする喜びで妻や母親の泣かなかった国は一つもない」(同前)と。すなわち、ナンセンの事業によって、夫や息子が捕虜の身から解放され、再会の喜びをかみしめた妻や母親は、全欧州にわたっていた。
 何をさしおいても、人々を救うために行動していく──この「人道主義」の生き方こそ、仏法者の道であり、真の人間としての道といえよう。青年部の諸君の難民救援の活動もその精神にのっとったものである。
 また、私どもは、人々を生命の根底から救い、絶対の幸福境涯を確立させていける「妙法」を信じ、日々行動している。人々の宿命の鉄鎖てっさを解き放ち、苦悩と不幸のやみを晴らしていく私どもの信仰活動には、人道主義の根本の生き方がある。そして「法」のため、「人々」のために尽くした行動は、必ずや自身の生命を飾る無量の福運となって輝いていくのである。
 最後に、大切な大切な皆さま方のご健康とご活躍を心からお祈りしつつ、本日のスピーチとさせたいただく。

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