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日蓮大聖人・池田大作

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第七回全国婦人部幹部会 広い心の人、強い心の人

1989.5.9 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

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13  また、同じ総会の席上、戸田先生は次のように言われている。
 「妙法の実体たる御本尊様をしっかりと信じたてまつって、あらゆる事件も、その原因を、久遠の実体たる御本尊様によせて考え、行動すべきであります。この立ち場で行動するならば、いかなる世間の苦しい事件も、また困難なことがらも、すべて、ご利益と変じ、変毒為薬へんどくいやくするのであります。
 御本尊様を、しっかりと信じまいらせた生活は、日常の生活を、清らかな、久遠の因として活動するのであり、また、御本尊様の功徳によって、はかりしれない生命力がくのでありますから、それが結果となるときには、必ずよい結果が生ずるはずなのであります」(『戸田城聖全集 第三巻』)と。
 つまり、何が起こっても、御本尊への強い祈りと深い信心があれば、すべてを功徳とかえ、変毒為薬していけるのである。ゆえに、少々の苦難や不幸に思える出来事も恐れることもないし、嘆く必要もない。「広い心の人、強い心の人」として、堂々と生き抜いていただきたい。
 私どもの信心、また日々の活動は、すべて現当二世のためである。現在の一瞬一瞬の生命の中に、未来の素晴らしき果をもたらす因が、明確に刻まれていくのである。したがって、現在、どのような信心の一念をもっているかが、最も大事となると、強く申し上げておきたい。
 私は、御本尊に、皆さま方のご多幸、ご健康、またご長寿を深く祈っております。本日は、婦人部幹部会に、このように参集いただき「ご苦労さま。ありがとう」と申し上げて私のスピーチとしたい。

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