Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第十五回本部幹部会 広布のロマンを世界の舞台に

1989.3.22 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

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14  あらゆる意味で、妙法の世界につらなることが、どれほど素晴らしいことか。総じて、妙法のための労苦、広布のための悩みは、どんな小さなことであっても、限りない福運となって、我が生命を永遠に飾っていく。
 日蓮大聖人は「十方の諸天此れをしり給うべし」と仰せである。″信心の真心の行動は、全宇宙の諸天善神が、間違いなく照覧しょうらんされていますよ″と、御本仏は確かに保証してくださっている。
 そして、あたかも、小さなマッチの火が広大な草原に広がっていくように、妙法に連なる労苦は、宇宙大に広がりゆく大きな功徳に変わるのである。
 御本尊が、また諸天が全部、見ておられる。このことを確信すれば、凡知ぼんちの人間による毀誉褒貶きよほうへんなど、まったく問題ではない。
 さらに大聖人は「生生に失せじ世世にちざらむかし」と仰せである。
 生々世々に消えることなく、朽(く)ちることのない大福運を積んでいるのが、私どもの日々の仏道修行なのである。そのあかしは必ずや今世に現れてくるにちがいない。
 全宇宙に通じ、また永遠に通じていく福徳。あっという間に終わってしまう、この人生にあって、自他ともに、その「金剛のさち」を得ていく広布の活動以上に、尊く、価値ある行動は絶対にない。この大確信で、一日また一日、無辺の功徳を積みゆく人生であっていただきたい。
 ともあれ、いかなることにも揺るがぬ″平然たる信心″でなければならない。何ものをも恐れず、平然と生き、平然と戦い、平然と乗り越えていく勇者であっていただきたい。最後に、このことをお願いし、皆さまのご健勝を心よりお祈りしつつ、本日のスピーチとしたい。

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