Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第12回本部幹部会 若々しい精神、若々しい生命で

1988.12.17 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

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21  自分らしく使命に生きよ
 アメリカの詩人・ホイットマンに「自分というものがある。あるがままで十分だ」との、私の好きな言葉がある。
 むろん、次元は異なるが、「無作むさ」について説かれた御義口伝の「久遠とははたらかさず・つくろわず・もとの儘と云う義なり」の御金言にも通ずる、深い意味を有した言葉であるように思う。
 人間にとって、最高の生き方とは何か。それは、あくまで自分らしく、自己の本分に生き抜くことではないか。たとえ、地位や名誉がなくとも、真に自分らしく生きることができれば、そこに確かな幸福と満足があるにちがいない。ゆえに、どこまでも、自己自身に生きゆくことだ。
 私も、これまで精いっぱいに、自分自身に生き切ってきたつもりである。私の本分、目的とは、仏子である皆さま方を守りに守っていく──それ以外にない。ここに、我が心を定め、何があっても変わることなく一貫してきたがゆえに、私には、何の悔いもなければ、恐れもない。
 明年も、これまで以上に、広布のために走り、語り、行動していく決意である。どうか皆さま方も、また一緒に一層のご活躍をお願いしたい。そして、どうかよいお年をお迎えくださいと心より申し上げ、本日のスピーチとさせていただく。

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