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日蓮大聖人・池田大作

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第10回全国青年部幹部会 一歩また一歩新しき世紀へ

1988.12.10 スピーチ(1988.11〜)(池田大作全集第72巻)

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23  また、二十一世紀の広宣流布の勝利のために、存分に身体を鍛え、学び抜いていただきたい。私も青年時代は病弱であったが、戸田先生のもとで鍛えに鍛えた。おかげで現在も日々、青年の気概で、法のため、人のために戦い抜くことができるようになった。
 疲れたときは早めに休み、熟睡を心がけることである。夜ふかしによって、翌朝をはつらつとスタートできないのではなんにもならないし、リーダーとして失格である。
 どうか、信心を根本とした正しい生活のリズムにのっとり、社会での勝利を一つ、また一つと積み重ねていっていただきたい。それが素晴らしい人生の勝利の栄冠を飾ることにつながるのである。
 現実社会には、思わぬところに悪事や陰謀いんぼうが隠されているものである。諸君は悪い者にだまされ、権威や権力に屈服して策略さくりゃくのワナにはめられるようであっては決してならない。
 青年は、物事の本質を見破り、「悪」と対決して「善」を守り抜いていく「正義の心」を失ってはならない。リーダーに勇気がなくおろかであっては、後に続く大勢の人々がかわいそうであり、不幸である。またそういう人は結局、だれからも頼られず、″心の敗北者″″人生の敗北者″となっていかざるをえない。
 ともあれ、青年に勝るものはない。また、民衆に勝るものもない。そして、正法と信心に勝るものは絶対にないのである。どうか、いかなる時もこの確信を忘れないでいただきたい。
 これまでも学会は幾多の険難けんなんの尾根を乗り越えてきた。誰もが「敗れた」と思うような嵐にも、私は絶対に負けなかった。信心で勝ち抜いてきた。どうか、青年部の諸君は、″信心の英雄″となって、立ち上がり、走り、また立ち上がり、歩み、そしてまた立ち上がり、前進していただきたい。
 これが大聖人門下の誉れであり、不屈の学会精神がここにあると申し上げ、お一人お一人の偉大なる「勝利」と「前進」と「成長」を心から祈り念じて、私のスピーチを結ばせていただく。

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