Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第九回SGI総会 全世界に妙法の慈悲の光彩

1988.9.22 スピーチ(1988.5〜)(池田大作全集第71巻)

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11  大聖人は「命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也」──寿命には限りがある。ゆえに(仏法のためには)生命を惜しんではならない。所詮、願うべきものは仏国である──と、私どもの人生の根本の軌道を教えてくださっている。
 人間、いかに生命を惜しんでも、惜しみきることはできない。必ず死を迎えなければならない。その死も、いつ我が身に訪れるか、自分ではわからない。
 突然のやまい、不慮の事故、予期せぬ災害。文字通り「一寸先はやみ」である。いずこに逃げようとも、いかなる策をろうしようとも、また遅かれ早かれ、死から逃げることは不可能である。
 ならば、願うべきは、仏界という絶対の幸福境界である。ゆえに、この限りある生命を、「広宣流布」のために、燃焼させていきなさい。永遠の楽土建設に捧げきっていきなさい──こう大聖人は仰せであると拝する。
 その我が身を惜しまぬ実践のなかにこそ、「成仏」への直道じきどうがある。限りある生命に、永遠の価値と光輝を与えゆく唯一の行動がある。皆さま方は、この無上の人生の「使命の旅」を、私とともに、堂々と、勇敢に、そして朗らかな上にも朗らかに、飾っていただきたい。
 私は、大切な大切な仏子である皆さま方の「ご多幸」と「ご活躍」と「ご長寿」を、毎日、懸命に祈っている。また一生涯、日夜、祈り続けていく。最後に、この熱き心情を申し上げ、本日の記念のスピーチを結びたい。

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