Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第九回本部幹部会 仏法は「民衆」と「時代」に脈動

1988.9.17 スピーチ(1988.5〜)(池田大作全集第71巻)

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15  「広布」と「信心」の学会の世界にあっても同じ方程式でなくてはならない。清浄な正法正義の世界を、絶対に濁らせてはならない。濁れば、そこから魔の眷属がはびこり、堕地獄の因をつくってしまう。ゆえに牧口先生も、戸田先生も、邪悪とは徹底して戦われたし、信心には厳格な指導をされてきた。
 私もまた、恩師の歩んだ厳しき信心の道を一分もたがえることなく進んできたつもりである。ゆえに、世界にかんたる学会が築かれたと思っている。今日の創価学会の発展は、私どもの信心、指導、歩んできた道が、絶対に間違いのなかったことの証左にほかならない。
 戸田先生が、青年に厳しく教えられたのも″いかにして純粋な学会の世界を守り抜くか″との一点であった。学会は人のよい善人の集いである。だからこそ、邪悪の者が出れば、いくらでも利用され、かく乱もされてしまう、と未来を鋭く見通されていたにちがいない。
 戸田先生はいわれていた。
 「学会は庶民の味方である。いかにののしられ、嘲笑ちょうしょうされようとも、その人たちのために戦う。仏の目から見るならば、最高に崇高なことなのである。有名を鼻にかけたり、見栄を張ったりする者の応援もいらないし、学会の幹部になっては絶対に困る。学会は純粋な信仰で一切を切り開いてゆく」と。
 戸田先生の、遺言ともいうべきこの言葉を申し上げ、皆さま方の「ご健康」と、「ご活躍」と「ご長寿」を念願し、私のスピーチを終わらせていただく。

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